
ガテン系とは現場作業や肉体労働を伴う仕事のことで、主に土木・建築業、運輸業、整備士などが該当します。ここでは、そうした現場仕事を辞めて転職したいと考える理由や、そこで得た経験を生かせる仕事を紹介します。
現場作業を中心とする仕事に就いている人が転職を考える理由についてまとめました。どのような悩みや課題があるのかチェックしてみましょう。
まさに「体が資本」になる仕事がガテン系です。現場で働く人はもともと体力に自信がある人が多く、仕事ができないわけではありません。それでも夏の暑さで体力を削られ、冬は凍えるような現場で作業を行います。
体力がある20代まではそれほど問題はありませんが、30代~40代になると仕事がキツイと感じることが増えてきます。そこで、いつまで仕事を続けられるか将来が不安になり辞めてしまったり転職を考えるようになるのです。
国税庁が2022年に行った調査によれば建設業の平均年収は5,320,000円、運輸業は4,807,000円となっています。飲食サービス業の2,775,000円、卸・小売業の3,921,000円と比べると決して低い数字ではありません。
ガテン系の仕事は常に危険と隣り合わせで労働時間も長めです。不満を持つのはそうした労力に見合わないと考えている人が多いこと、また建設業界は下請け・孫請など階層構造になっており賃金格差が大きいことも要因の一つです。
参照元:国税庁「民間給与実態統計調査(令和5年9月)P.195」[PDF](https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/000.pdf)
ガテン系の仕事では年齢や職歴などを問わず人が集められ、一緒に仕事をします。危険で命に関わる現場では、上司がカッとなって怒号が飛び交う状況もしばしば発生します。閉鎖的な男社会の中でパワハラに悩む人も少なくありません。
職場での人間関係が上手くいかず、体力だけでなく精神的にもキツイと感じるようになると、仕事を続けることはできずに辞めたり転職を考えます。これは、オフィスで働く仕事と異なり教育・研修体制が不十分なことも関係しています。
ガテン系の経験は転職時に生かすことが可能です。転職活動を始める前に自分が持っているスキルや強みを整理しておくことが重要です。
現場作業で過酷な労働環境にも耐えた体力は強みの一つといえるでしょう。次の転職先で多少の力仕事が必要であっても、軽作業程度で苦しいと感じることはないですし、あれば体力に自信があることをアピールできます。
現場作業の中には資格を持っていないとできないこともあります。これまでの仕事の中で資格を取得していたかどうか確認してみましょう。異業種への転職でも電気工事士や電気主任技術者など広範囲に役立つ資格があります。
ガテン系の仕事でどのポジションにいたかによっても変わりますが、プロジェクトや安全管理などを任されていた場合は、他の業種でも評価されます。マネジメント力や一緒になって作業するチームワークはどのような仕事でも必要です。
ガテン系から別の業界への転職する場合、これまでの経験やスキルが生かせる仕事には以下のようなものがあります。
営業職にもさまざまありますが、現場作業で得た知識や経験を活かすのであれば不動産やデベロッパーの仕事が向いています。またモノを売る営業では大型で運ぶのが大変なものでも、力仕事の経験が生かせます。
建設業界での勤務経験がある人は、比較的近い業界としてビルメンテナンスがあります。ビルの維持や保守の仕事をするには、設備維持管理の知識が必要になるため抵抗感なく転職が可能です。
当サイト監修である中古車販売会社「グッドスピード」の例を参考に、現場作業(ガテン系)の経験が中古車営業への転職でどのように活用できるのか、見ていきましょう。
株式会社グッドスピード公式HP
(https://goodspeed-group.co.jp/)
引用元:株式会社グッドスピード公式HP
(https://goodspeed-group.co.jp/)
グッドスピードは愛知県を中心に店舗展開し、2024年7月時点で売上成長率115%を誇る中古車販売会社です。何でも仕入れて売るのではなく、SUVやミニバン、輸入車など各店舗を専門店化することで独自色を出し、顧客を獲得しています。
グッドスピードでは「夢・目標」に向かって挑戦し続ける人材を積極的に採用。充実した研修制度により若手社員を育成し、実力によっては未経験からでもすぐに昇進・昇給できる体制をつくっています。
中古車販売店の営業は目標達成のための粘り強さが求められます。それには、何度でもチャレンジし続ける精神力と体力が必要です。ガテン系の仕事経験が長い人は厳しい労働環境の中で鍛えられているので、その経験が生かせます。
また、営業マン一人ひとりは個人ですが、スタッフ全員で目標に向かって一致団結して進むことが重要です。現場作業で得たプロジェクト進行のためのチームワーク力は中古車販売の営業でも役立ちます。またガテン系に含まれる整備士なら営業職への転身も容易です。
インセンティブ制度を採用している中古車販売会社であれば、自分が頑張った分がそのまま給与に反映されます。営業成績は数字として明確に表されるため、収入にも納得がいくでしょう。
ガテン系のときのように「これだけキツイ仕事をしてるのに収入が少ない」と感じることはなくなりますし、満足していなければさらに上を目指せます。やらされているのではなく、自分で稼いでいると実感できるのが中古車販売営業職です。
グッドスピードは愛知県を中心に店舗展開し、2024年7月時点で売上成長率115%を誇る中古車販売会社。何でも仕入れて売るのではなく、SUVやミニバン、輸入車など各店舗を専門店化することで顧客を獲得しています。
グッドスピードでは「夢・目標」に向かって挑戦し続ける人材を積極的に採用。充実した研修制度により若手社員を育成し、実力次第で未経験からでもすぐに昇進・昇給できる体制をつくっています。