中古車営業の将来性

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ここでは、中古車営業が今後どうなるのか気になる方に向け、中古車販売市場のこれまでの推移や将来性について解説します。中古車営業職の一般的なキャリアプランも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

中古車販売市場と将来予測

近年、若者を中心とした自動車離れが進行しているといわれています。そこで、中古車の販売市場や自動車の保有台数などの動きを調査し、今後どうなると予想されるのかについて解説します。

自動車離れが起きているのは本当?

日本自動車工業会の2023年の資料によると、四輪中古車販売台数は630万2千台でした。10年間の推移をみると、コロナ禍の影響もあり2019年のピーク時より減少しているものの常に600万台のラインはキープしています。

また、毎年新車よりも中古車の販売台数の方が上回っており、中古車需要が衰える傾向は見られません 四輪車保有台数の推移が乗用車・軽自動車ともに緩やかに上昇していることを考えると、自動車離れが深刻化しているとはいえないでしょう。

都心部ではカーシェアリングの増加や若者の車離れの傾向も見られますが、地方では生活の足として重要な役割を果たしており、日本全体で人々が車を乗らなくなっているわけではありません。

それは、少子高齢化が進む日本の中で、自動車保有台数が減少していないことからもわかります。そして、自動車販売市場では少なからず中古車の需要が販売台数の維持に貢献していると考えられます。

参照元:日本自動車工業会「日本の自動車工業2023 P.6~7」[PDF](https://www.jama.or.jp/library/publish/mioj/ebook/2023/MIoJ2023_j.pdf

中古車販売市場の今後

結論からいうと、今後しばらくは中古車販売市場が大きく衰退することはないでしょう。全国的な車離れが進んでいるわけではなく、特に地方においてはこれからも乗用車・軽自動車の需要は続くと考えられるからです。

また、世界的な物価高に伴う新車価格の上昇や半導体などの部品供給不足による納車遅れが発生している状況を考えると、中古車需要は今後も高くなることが予想されます。中古車販売業界で起きた不祥事問題も、今後は改善・解決されるでしょう。

唯一の懸念材料は自動車の電動化です。ガソリン車から電気自動車への入れ替えが進み、新車の価格が低く抑えられるようなことになると、中古車も含め自動車販売市場が大きく変わる可能性があるからです。

現状では将来どうなるのか予測することは難しいですが、電動化の動きは進むと考えられます。したがって、中古車の営業職はそれに合わせて知識をつけたり将来のキャリアプランを考えることが必要です。

中古車営業職のキャリアプラン

今後も中古車販売の仕事は自動車業界という大きな枠組みの中でなくなることはありません。その中で、営業職はどのようなキャリアプランを組み将来に向けて進んでいくのかについて解説します。

1,新人・中途未経験者

新卒社員や他業界からの転職で営業未経験者は、車に関する基礎知識や接客・販売のノウハウを習得することから始めます。現場でのOJTで先輩からサポートを受けながら実務経験を積んでいきます。

2,若手スタッフ

中古車の営業職として独り立ちできるまでは個人差もありますが2~3年はかかります。販売だけでなく、顧客の点検・整備の対応、登録や保険など一通りできるようになると仕事も充実し楽しくなります。

3,中堅スタッフ

安定した販売台数を確保できるようになると、顧客対応だけでなく中堅スタッフとして後輩の指導やサポートも任されます。整備スタッフとも連携して仕事をすることが多くなり、指導力やマネジメント力が問われるようになります。

4,店長・マネージャー

過去の販売実績や指導力、交渉力などが認められると店長やマネジメント職として売り上げ管理やスタッフのマネジメント業務を行います。すべての人が店長になれるわけではなく、その後は本部で営業部長や役員への道も開けます。

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